2026/03/08 11:05
多くの方が
「介護はある日突然始まった」
とおっしゃいます。
本当にそうでしょうか。
確かに
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ある日突然電話が来る
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母が転んだ
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父が入院した
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認知症かもしれない
そんな出来事が突然やってきます。
でも実は、その前に
小さなサインがあることが多いのです。
【親の老いには小さなサインがある】
例えば
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同じ話を何度もする
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料理が作れなくなった
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料理好きだったのに台所に立たない
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外に出なくなった
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部屋が散らかっている
こういう小さな変化です。
でも私たちは
「まだ大丈夫」
「気のせいだ」
そう思おうとしてしまいます。
本当は気づいているのに
見ないようにしてしまうことが多いのです。
【私自身の後悔】
私は介護の現場で
たくさんのご家族を見てきました。
でも、私自身にも
大きな後悔があります。
私の父は
15年間アルツハイマー病で苦しみながら亡くなりました。
発症の頃、私は
自分の生活に追われ
父のことを後回しにしていました。
本当に
自分のずるさと甘えだったと思います。
だからこそ
この話を皆さんに伝えておきたいのです。
もしかしたら
私のような思いをする人が
少しでも減るかもしれないからです。
【父の小さな変化】
父はとても働き者で
しっかりした人でした。
そんな父が
実家に行くと
いつも横になっている。
昼寝をしている。
そんな姿を見ることが増えました。
「おや?」
とは思いました。
でも私は
「まあいいか」
と思って帰ってしまいました。
それが
何度も続きました。
【父の苦しみに気づかなかった】
実はその頃
父は深い悩みを抱えていました。
そのことも
私は知っていました。
それでも
寄り添うことをしませんでした。
父は一生懸命
病院に通っていました。
診察日ではない日にも
病院へ行っていたのです。
そして
「今日は来る日じゃないですよ」
と医師や看護師さんに
言われていたという話も
後で聞きました。
それでも私は
父の話を聞くことも
一緒に病院に行くことも
しなかったのです。
【認知症専門医での診察】
やがて
「あれ?」
と思う出来事があり
父と一緒に認知症専門医を受診しました。
長谷川式テストは
満点でした。
すべて正解。
「私の気のせいだった」
そう思って
胸を撫で下ろしました。
ところが
MRIを撮ったとき
衝撃的なことを言われました。
【MRIで見えた父の脳】
父の脳には
大きな亀裂が2本ありました。
その時
専門医の先生が言いました。
「これは薬害です」
高齢者の方は
眠るための薬
精神を安定させる薬
などによって
脳の血流が悪くなり
こういうことが起こることがある。
しかし
多くの医師は
そのことを知らない。
そう言われたのです。
私は
本当に驚きました。
でもその時
こうも思いました。
「今さら知っても
もう間に合わないじゃない」
【父が知っていた未来】
その日から
父の介護が始まりました。
でも私は
父に病名を伝えることができませんでした。
ところが後になって
驚く事実を知ります。
父が通っていた
認知症デイサービスの管理者さんが
教えてくれました。
父はこう話していたそうです。
「自分はあと2年で
すべてが分からなくなるらしい」
父は
自分の未来を
知っていたのです。
【娘という存在のずるさ】
その話を聞いたとき
私は思いました。
娘って
本当にずるい存在だなと。
親のことを
ちゃんと見ているようで
見ていない。
でも
その未熟さも含めて
親の介護は
私たちに多くのことを
教えてくれます。
【準備している人ほど人生は崩れない】
親の老いは
誰にでも訪れます。
でも
準備している人ほど
人生は大きく崩れません。
もちろん
崩れることもあります。
でもその崩れた経験は
実は大きなチャンスになることがあります。
【人生ケアという考え方】
人生ケアというのは
親のことだけではありません。
同時に
自分の人生をどう生きるか
ということでもあります。
守ることがいいのか
挑戦することがいいのか
失敗することがいいのか
それも
人生の学びです。
【40代・50代は人生の転換期】
40代、50代は
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親の老い
-
自分の体の変化
-
仕事の責任
が重なる時期です。
多くの人が
自分の体の変化を後回しにして
無我夢中で働きます。
そして
そのツケが後で来ます。
【だから人生ケアが必要】
だからこそ
人生ケアという考え方が大切です。
少し早くから
自分の人生を整えておく。
そうすると
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お金もあまりかからず
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心も整い
-
長く良い人生を送れる
と私は思っています。
またお会いしましょう。
感想や体験があれば
ぜひコメントで教えてください。
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